最近の旦那の漫画の買い方がおかしい。
予備知識として言っておくと、うちの旦那は好きな作家さん(代表選手:尾田栄一郎)と、「いまコレが面白い!」とキャッチコピーされているものを買う人です。
「進撃の巨人」もそうだったけど、13巻まで買ったところで「…疲れる漫画だ…」と売却。(だから言ったのに。大して深さのないファンタジーだって)
「いま面白い漫画」というキャッチコピーで買ったのは、進撃の巨人の次はコレ。
テラフォーマーズ 1 (ヤングジャンプコミックス)/橘 賢一
- ¥555
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一巻を読み、呆然とする私。
「……ねえ。要するに、これ、ゴキブリ人間と戦うためだけに身体を強化(昆虫化)して死んでいくって話?」
「そうだけど」
「これのどこが面白いの?! ゴキブリが人間に進化って、ギャグでしょ?!」
藤子F氏のSF作品に、主人公の家にいたゴキブリが二足歩行を始め、知能をつけた末に、主人公の家の冷蔵庫を宇宙船に改造して飛び立つという漫画があるんですが。
*余談だが、私は主人公の最後のセリフが忘れられない。「進化の果てに我が家のゴキブリは宇宙に飛び立った…のはいいんだが、冷蔵庫が消えたことをどうやって母親に伝えよう」 私の笑いのツボ。
進化したけれど、それはゴキブリサイズだったからまだいい!
この作品のゴキブリは、火星で人間サイズの大きさに進化しているのだ!!
いやいやいや! わかるよ? 昆虫を人間サイズにしたら、とてつもないパワーの持ち主になるって。で、その中でも頂点なのは、どんな環境でも耐えられ、進化のスピードが早いゴキブリだって知ってるよ?
「だけど、ゴキブリ人間なんてギャグ以外の何物でもないわっ」
昆虫が嫌いなあまり、切れた私。
「……いや。それ、1巻は別物だから。本編は2巻から」
旦那に宥められ、続きを読む。
2巻からの主人公は……私好みの熱血おバカな青年な上に希少種で最強、ということで、ちょっと精神力が回復。
……まあ、いい。彼に免じて、その存在を認めようではないか。(ナニ、この上から目線?)
でもしかし!
「気持ち悪い。気持ち悪いよ~ (ミノガの触角が耐えられない…)」
そして、コレの次に買ったのは「バキ」です。
- バキ完全版 1 (少年チャンピオン・コミックス)/板垣 恵介
- ¥1,080
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もう笑うしかないくらい、踊らされまくってるでしょ?
読んでみたんだが……格闘漫画の内容にはついていけるが、絵が生理的に受け付けず、途中で投げ出しました。書評は放棄です。面白いと思う…けど、絵が……って個人的感覚じゃ~ん。
さて、前振りはコレくらい。
私もミーハー人間だから、いまコレが流行っている、と言われたら買いたくなる気持ちはわからないでもないが……
そんな宣伝文句に縛られることのない買い方を、旦那は最近はじめた。
少し前に、アニマックスで「聖☆おにいさん」の映画(アニメ)を見たら、どうやらそれが彼の笑いのツボにハマったらしい。1~9巻を大人買い。
「は? 今更? 面白いって噂になったじゃん」
「うん、そうだけどさ……面白かったし」
私と、私の友人以外で、天界人に興味を持つ人がいるとは今更ながら、驚きです。
マニアックすぎるかな、と一歩ひいた目線で眺めて、買うのを躊躇ってた本だったんだけど~(笑)
そんな次第で、先月に出た最新刊はゲット済み。
- 聖☆おにいさん(10) (モーニングKC)/中村 光
- ¥607
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それはいいとして。
コレを皮切りに、なぜかギャグ漫画…それも女性が作者、を買い始めた旦那。
「坂本ですが?」(1)(2)を買ってきた。
- ¥670
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…………。
ひょっとしなくても、旦那は最近疲れているのかもしれません。
「笑い」を求めるようになるなんて……現実が辛いのかしら……
そして。
先ほどの首吊りロープ以外に、「サラリーマン山崎シゲル」の漫画が1コマ送られてきました。
最初、これは、ブログで公開されているだけの、シュールなギャグ漫画なんだろうな…と思っていたんですが。
- ¥1,296
- Amazon.co.jp
旦那がコレを買ってきたので、書籍化されてると知ってびっくり(山崎シゲルという名前もこの時知った)。
……で。このタイトルでブログを検索。
なんと、アメブロでした!
(うひゃあっ。まさか、うちの旦那、アメブロ検索してないよね?!)
よ、良かった…… コピペして貼り付けなくて
そんな次第で、どんな漫画か、作者は誰なのか、はこのブログに行って確認してくださいね!
それにしても。
生活に笑いが足りないのかな……。
笑ってあげた方が良かったんでしょうか? あの首吊りロープ……。